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(4)行政府
下院の多数派の承認を得た議員は、国王によって首相に任命され、両院議員の中から、大臣を選出し、内閣を構成する。内閣は議会に対して連帯して責任を負い、下院の過半数の信任を失った場合には、首相は国王に対し下院の解散の助言をするか、その職を辞任するかしなければならない。また、首相は両院議員の中から副大臣(Vice Minister)あるいは政務次官(Parliamentary Secretary)を選出することができる。なお、一人の大臣は複数の大臣職を兼ねることができる。1995年現在で、表1のような省(Ministry)が置かれている。

 

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総理府には官房総長(Chief Secretary to the Government)が置かれ、内閣の事務局として機能している。官房総長は、成績主義によって任用される国家公務員が就けるポストの中で最高位のポストであり、公務員の最高責任者である。その下に検察庁(Attorney−General Dept.)や、公務員庁(Public Service Dept.)あるいは経済計画局(Economic Planing Unit)といった様々な庁一局が置かれ、長官あるいは局長(Director−General)がその最高責任者となっている。
各省には、事務次官(Secretary-General)が置かれている。事務次官以下は、全て成績主義により任用された公務員である。事務次官の下に局(Department)があり、そのトップは局長(Director-General)である。
総理府の庁・局及び各省の局はともに、通常独自の予算権限と人事権限を有し、また、庁舎も通常それぞれ独立している等、府・省からの独立性が強い。

 

(5)州

 

 

 

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